×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

|
お題を使って綴ります
| |
眠くて仕方がない。 目下のキーボードを避けて天板と頬をキスさせる。冷たくて気持ちいい。 胡坐をかいていた足をうんと伸ばして。 「っ、」 やわい何か。と軽く、衝突した。 めくらなくてもわかる、毛むくじゃらの腹だ。 「何でいンのー?」 手を突っ込んで頭を撫でようとしたら尻だった。逆なでながら耳まで行き着かせ、頬を辿って顎へ忍ばせる。ごろごろ喉を鳴らして返事でもすればいいのに、それもなくただ撫でることを許してくれた。 いつのまに入ったのだろう。こたつ以前にこの部屋に。足音を立てずに侵入してきやがって不届きモノめ。 勝手に入られた事実よりも、勝手にぬくもりを共有されていた事実よりも、それに今の今まで気付かなかった自分の注意力散漫っぷりにがっくり肩を落とす。 上書き保存してバッテン押して、電源を切る。 カタカタカタ、今日の業務を終了しているからくりの音を聞きながら、再度腕を突っ込んで怪我人に触った。 ごろごろ。ようやく聞こえてきた音に満足して、更に喉を撫でる。 俺と同じ毛色だから助けられたというけど、ここまで歩けるならもう怪我は治っていると思うんだが。 ざらりとした舌が俺の指を舐めて、暗くなった画面を見届け蓋を閉め、未だ暖房の許されていない自室へ引き上げる。 コタツの電源はもちろんきちんと切る。 寒くなったらいつでもおいで。あんか代わりに抱いてやろう。 Title:>stock>01 BGM:天野月子『DELUXE catalog』 PR | カレンダー
ブログ内検索
最新記事
(03/10)
(05/31)
(06/08)
(03/19)
(12/25) フリーエリア
|