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人工微熱

銀時とたま。と新八と神楽。
銀さん誕生日おめでとう。

 小さな親切大きなお世話。
 自己過信はいずれ身を滅ぼす。
 力量を見誤るな。
 適材適所。
 勇気と無謀は似て非なる。

 秋の空のごとく俺の脳内はくるくる変わる。さて何と言おう。

「お誕生日、おめでとうございます」
「あー……うんどうもね」

 何も言わないから再度同じ言葉を繰り返すたまの向こう、眼鏡と特徴的な髪飾りがちらちら映る。隠れるならもっときちんと隠れる、見るならもっと堂々と見る。言いたいけど言えないジレンマに首を掻いた。

「これお前……ら、が?」
「はい。材料は神楽さま、レシピは新八さまから頂きました」

 隠れてる意味ねー。このからくりフツーにネタ晴らししてるけどいいんですか、そこのお子様方。
 目線を落としてケーキを見遣る。材料あるなら俺に渡してくれればよかったものを。

「頑張りました」
「何を?」
「それはいえません」

 からくりが頑張ったという感情を持つことはなかなか考えにくい。ということは誰が頑張ったなんて必然的に決まってくる。
 給料なんてろくに出していないのに。貯金したのか隠れて労働したのか奪ったのか。……最後の可能性は否定したい。けど確かに、がんばったのだろう。
 あとから乗せたと見えるプレートが俺を祝ってて泣きそうになった。誕生日を祝われる年でもないのに。

「……よし、歌え」
「?」
「はっぴばーすでー、ってあれ。そんくらい知ってるだろ」
「了解しました」

 ふふふんふん、前奏だろうメロディーが鼻から流れ、そして歌詞部分が始まる。
 たま、だけでなく新八と神楽、ひどくあたたかい合唱で。

 何事も気持ちが大事、見た目より中身。

 君等にその言葉を贈ろう。
 机に置かれたオイルに塗れたでろでろのデコレーションケーキにフォークを突き刺し、いざ。




BGM:Tommy heavenly6『Heavy Starry Heavenly』
Title:>stock>01
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加島恵梨(カシマメグリ)
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